神奈川大学 郡司先生・松本先生の研究グループは、パラジウム合金で作製された二酸化炭素還元電極触媒の仕事関数をAC-3で測定した結果を、
Chemistry of Materials誌に論文報告しました[1]。
カーボンニュートラルがますます重要視されている今、温室ガスである二酸化炭素を如何に還元して再利用することが注目を浴びています。
郡司先生は、パラジウム合金で電極触媒を作製し、二酸化炭素を一酸化炭素やギ酸に還元することに成功しました。
これらの還元生成物は燃料として用いる事ができます。研究グループはAC-3を用いて、様々なパラジウム合金の仕事関数を測定し、仕事関数と還元生成物の選択制との関係を見出しました。
このように、AC-3は、地球温暖化解決にも貢献しています。
AC-3を用いて測定した光電子収量 [1]
[1] Takao Gunji, Hiroya Ochiai, Takahiro Ohira, Yubin Liu, Yoshiyuki Nakajima, and Futoshi Matsumoto, Chemistry of Materials 2020 32 (16), 6855-6863