九州大学の安達教授のグループはAC-3を用いて、ペロブスカイト型LEDデバイス用材料の価電子帯の測定した結果をNature Photonics誌に報告しました[1]。
発光ダイオード(LED)は、白熱電球に比べて、耐久性、長寿命、より小型なサイズなど、多くの利点を持つ次世代デバイスです。
安達教授のグループは異なる添加剤により合成されたペロブスカイト材料の性能を比較し、より高効率且つ低コストなLEDデバイスを開発するための機構を解明しました。
そして、AC-3を用いて測定した各サンプルの価電子帯エネルギーとバンドギャップから伝導体レベルを算出しました。
このように、AC-3は最前線の材料開発の分野に力を貢献しています。
AC-3を用いて測定した各サンプル光電子収量スペクトル[1]
[1] Chuanjiang Qin, Chihaya Adachi and et al., Nat. Photonics 14, 70-75 (2020).