様々な研究分野で活用されるAC シリーズの測定実例をご紹介します。
未来を創る皆様の研究にも、ぜひ、お役立てください。
有機太陽電池や有機ELなどに使用される導電性酸化物。表面の膜の汚染除去には、様々な洗浄プロセスが用いられますが、洗浄の効果や洗浄後の表面状態はプロセスにより異なります。
大気中光電子収量分光装置Model:AC-5を使用して得られる結果から、導電性酸化物の表面状態の見える化が可能です。下記の図に示すように、光電子放出スペクトルの傾きは、光電子の放出を遮る不純物が少なくなる洗浄後は、大きくなります。
AC-5は、最大180mm2のサンプルを設置し、測定したいポイントのスポット測定が可能。そのため洗浄の偏りの有無も確認できます。
従来の光電子収量分光装置と異なり、真空にする操作も不要で、1回の測定時間も短い。
AC-5なら、開発も品質向上も、同時にスピーディーに進められます。
図1 光電子放出スペクトルの洗浄前後での違い洗浄により傾きが大きくなることが分かる